平成26年2月2日(No6254)   やりたい仕事など何処にもない

やりたい仕事など何処にもない

就職活動をするいまどきの若者たちは、やりたい仕事を探しているという。大学の就職活動の担当者も、学生にやりたい仕事を探せと勧める。学生たちも就職説明会や企業訪問を重ねるがやりたい仕事など何処にもない。やりたい仕事を早く見つけろと言われても、どうしていいか分からない。すくんでしまうのが関の山。スタートから躓いてしまっている。

 

わが社にも3名の20台社員がいるが、貴重な戦力として大事に育てなければならない。人間は自分が好きな仕事であれば夢中で取り組むと言うが、やりたい仕事、好きな仕事など果たしてあるのだろうか。もしかしてそれが見つからないとして不満を抱くようであれば本末転倒である。やりたい仕事など職業経験なしには見つけられない。それが現実である。

 

やりたい仕事があったとして、それが出来るかどうかはやってみなければ分からない。やりたい仕事なら、好きな仕事なら出来ると思うのは錯覚でしかない。これは自分の望んでいた仕事ではない、やりたい仕事ではないと、青い鳥探しをし始める。そこにはこんな筈ではなかったという失望感が頭をもたげ、仕事の満足感が低下しリタイアの道へ走ってしまう。

 

そうならないためには「やりたい仕事など見つからなくて当り前、向いている仕事などすぐに分からなくて当然」と思うこと、思わせることが大切だ。与えられた仕事にとりあえず全力投球する、与えられた仕事の好き嫌いではなく、仕事そのものを好きになる。そこに道が開かれる。若い社員は困難に対して弱い。そこを踏み止まらせるのは先輩の役割である。

 

若い社員は上司の庇護がなくしては成り立たない。厳しさの中にもそれを超えるだけの思いやりが必要である。辛い仕事に辛抱できる環境づくりは会社の責任である。

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