平成26年2月5日(No6257)   わが道を行く

わが道を行く

橋下徹大阪市長が任期半ばにして辞任表明をした。大阪都構想の制度設計を議論する「法定協議会」で、大阪24区を再編する区割り案が否決されたことによる。元々、大阪府市を解体して大阪都に統治機構を変えるために政界に進出し、大阪府知事から大阪市長になった。国に対して大阪都構想の法律を作ることを求め、それが進まず国政へ一歩を踏み出した。

 

「法定協議会」で日本維新の会を除く党派のすべてが反対し否決した。ここで橋下さんの遠大な都構想は頓挫した。ここで「わがままを通させてくれ」と多くの「?」が渦巻く中で、もう一度市民の声を聞きたいと心を決めた。さいわいに再選されたとしても議会の構図は変わらない。果たして展望があるのかどうか。政治に無知な素人には分からない。

 

橋下さんにはそれなりの成算があるのだろうが、身内の中でも疑問視する意見は多い。都構想を実現させるために政治家になった。出来ないのなら職に止まる理由はない。市長になりたくてなった訳ではない。国の統治機構を改めるために政治家になった。誰が何と言おうと「わがままを通させてくれ」というのは理解できる。半端では国の仕組みは変えられない。

 

選挙の結果によるが民意を背景に「法定協議会」へ再考を求めるのだろう。それでダメならもう一度選挙をやる。なおもダメなら潔く政界を去る。その覚悟は称えてよい。これまで身を捨ててわがままを通す政治家はいなかった。多くの人に迷惑を掛けるだろうが、どうせならとことん最後まで戦って欲しいものだ。もしかしたら新しい道が開けるかもしれない。

 

選挙は「独り相撲で勝手にやれ」と自民党も民主党も対立候補は立てない。都構想に反対なら選挙に応じ、橋下案を潰したらいい。逃げていては混乱に終止符が打てない。卑怯だ。

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