平成26年2月8日(No6260)   盛り上がらぬ都知事選

盛り上がらぬ都知事選

2期8年は微動だにしないと思っていた猪瀬都知事が、金銭問題で追い込まれ渋々辞任した。突然のことで各党とも慌てふためいたが、それぞれ候補者を擁立することが出来なかった。ただ思いがけず老老連合の細川護煕さんが立候補を表明し、原発即廃止を訴え話題を呼んだ。小泉元首相も後押ししたものだから、世論をミスリードする新聞も囃し立てた。

 

最新の世論調査によると、かつて自民党を除名された舛添さんに圧倒的勝利の卦がでたらしい。おかしな話だが、与党がこぞって推した。自民党と公明党の代表が街頭に立って応援した。張り切っていた細川陣営では、こんなはずではなかったと悔やんでいるそうだが、都民はそれほどアホではない。行政能力のない高齢者に都政をかき回されるのはご免だ。

 

終盤になって老老連合には強い見方が現われた。俳優の菅原文太(80)、作家の瀬戸内寂聴(91)同じく作家の澤地久枝(83)、音楽評論家の湯川れいこ(78)、比較的若手の吉永小百合(68)などが応援団に名乗りを上げた。心ある人は「都知事選を何だと思っている!ふざけるな!」と激怒したのではないか。なぜ細川さんが立候補したのか今も分からない。

 

ほぼ行方が決まりそうになって人気急落の都知事選だが、突然大阪から「市長辞任!出直し選挙!」の火が吹いた。定見のないメディアはすっかり西へ走っていった。話題は新しいほうが人目に立つ。都知事選の行方がほぼ定まったからには、もう用事はない。盛り上がらねばならない選挙戦の終盤戦、橋下旋風に吹き飛ばされてしまった。明日は投票日だ。

 

舛添さんの勝利宣言よりも、細川さんや小泉さんの敗戦の弁に興味がある。民主党や石原さんは記者会見を開くのか。後始末の顛末も知りたいものだ。地方の野次馬の戯言である。

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