平成26年3月11日(No6291)   橋下さん 孤独な戦い

橋下さん 孤独な戦い

出直しの大阪市長選が告示され、橋下さんは大阪・難波の高島屋大阪店前で第一声を上げた。自民、民主、共産は立候補を見送り、泡沫と称される4名が立候補した。今回の選挙の争点は大阪都構想の制度設計の是非を問う。外野席から見ていると何のための選挙か、ちんぷんかんぷんでよく分からないが、橋下さんが政治生命を賭けるというのだから信じたい。

 

維新の会以外の党は大義がないから候補者を立てないというが、選挙の大義があるかないかは有権者が判断すべきものだ。屁理屈をつけ、難癖をつけ、もっともらしい大義を振りかざすのは傲慢以外のなにものでもない。選挙に参戦しないで各党の意思を何でもって市民に訴えるのか。やがて市民からは候補を立てないことに対する政党不信の声が上がるだろう。

 

橋下人気に勝つ見込みがないから対立候補を立てないのだろうが、大阪都構想の是非をめぐって論戦を戦わせるべきだった。政党が選挙をボイコットしては、その存在意義を根底から失う。今回の選挙では橋下さんが再選されるだろう。再選されたとしても議会の勢力図は変わらないが、何か前進させる秘策があるのだろうか。橋下流の民主主義に期待したい。

 

大阪市民を対象の世論調査では、出直し選の反対が過半数を占めた。しかし、注目すべきは各党が候補者を立てるべきだという意見が過半数。対立する政党間で政策論争が行われないのは、有権者の権利を奪ったことにならないか。各政党が土俵に上がらず不戦敗を決め込むのは、民主主義の社会では許されない。やがて次の選挙で強烈なしっぺ返しを食らう。

 

再選されても都構想が前に進まなければ、任期中にもう一度出直し選がある。その時もボイコットをすれば、有権者の政党に対する信頼は地に落ち、次の地方選で各党は大敗する。

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