平成26年4月19日(No6330) ピンチは改善の絶好機
ピンチは改善の絶好機
いつの時代でもピンチとチャンスは交互にやってくる。ピンチをチャンスに変えた企業は生き残り、ネガティブ体質の企業は消滅する。この原則は変わらない。消費税の落ち込みが喧伝される昨今だが、ピンチであることに変わりはない。営業戦略会議の議事録が届けられた。相変わらずネガティブな発言が多い中で、キラリと光る具体的な発言が飛び出した。
〝幹部が確信を持って自ら燃え、挑戦の炎を掻き立ててこそ、部下の心に火がつけられる〟。口先だけでは誰も動かないが、具体的な行動で示せば、必ず火がつけられる。『江原部長』。現在スペシャルな営業研修を受講しているが、なんと心の中に火が付いたらしい。厳しい指示があった。①徹底した訪問面談(期限、数値付)、②時間ルーズを戒める。③大きな声。
会議でこうした発言が出ると雰囲気が締まる。③の大きな声はすでに自ら実践を始めている。掃除朝礼の『五心』の唱和で、これまで社長と江原部長は消極的で声が小さかった。ところが最近になってはっきり聞こえるようになった。簡単なことのようだが、この変化は難しい。口を開けないで呟くような声は人の心に響かないし、著しく効果を損なってしまう。
具体的には、唱和で大きな声をしろ!大きな声であいさつしろ!時間にルーズになっている、徹底して注意する。江原部長がその気になってくれれば、戸別訪問などは難しくはない。この3項目は研修の宿題である。5月11日までに終える。新しい試みだけにあいまいな部分は多いが、期限までに実践できるよう具体的な手法など提示して応援したい。
来週の全体研修で個々の考え方を確認しながら、宿題ができるように後押しをする。営業に関する会社の方針も、社員の意識も高いので、進め方には注意を要する。これから半年間、毎月宿題が出される。ピンチがチャンスに変わる絶好機だ。