平成26年4月2日(No6313) 掃除がきっかけで
掃除がきっかけで
後期高齢者になって脳の回転が日ごとに衰えていることに気付かされる。毎日のブログや書かせていただくはがきの文字数を集計すると、あれやこれやで15万文字を超える。会社で地域情報紙を発行しているが、一面が6千文字の6㌻だから、生原稿が半分としても1万8千文字の原稿量となる。次第に締め切りに遅れるようになった。さぼってはいない。
情報紙は季刊で年4回発行。2面に『住まいと暮らし』なるインタビュー記事がある。これまでリフォームを施工させてもらったお客様に、注文のいきさつ、工事の満足度、ライフスタイルの変化など聞き取りし、一つの読み物に仕上げる作業である。気楽に話してくださるのでホンネが見え隠れする。今回は新しい発見があった。衰えた頭脳にもピンとくる。
きっかけは毎日掃除をしている光景に感心したことによる。掃除は誰にでも出来る簡単な行いだ。掃除をしている会社の知識はなかった。会社がどこにあるか、何をしている会社か、知らなかったそうな。やがてリフォームの会社と知る。孫が結婚して同居することになった。住まいを二世帯用にリフォームすることになった。掃除をしていた会社に相談する。
担当者が気に入った。掃除をする会社はいい会社だ。お客を騙したりしないとい先入観があった。とんとん拍子に契約し工事はスムースに完成した。続いて2回目の工事を注文した。合わせて1400万円の工事である。地域が成熟期を終えた今、大型工事の分野に属する。何も宣伝した訳でもない。売り込んでもいない。運が良かったのか簡単に注文して貰えた。
ここで見逃せないのは掃除である。掃除が勝手に折り込みチラシや売り込みの手伝いをしてくれた。この事実が分かったことは大きい。チラシや売り込みより、掃除が強い。お客は良質である。独自の価値観を持っているから競合に勝てる。