平成26年4月27日(No6338)   生活困窮者

生活困窮者

東北大震災復興支援のため、国民はそれぞれ身の丈に合った支援をしている。それは増税であったり、給与の削減であったり、何かを節約しながら耐えている。国会議員も例外ではない。歳費を2割カットされている。国民の東北復興支援のための増税はまだ続くが、国会議員の歳費のカットは4月末で期限切れになる。東北の現状から延長になると思いきや?

 

意外にも元に戻すという論議が姦しい。自民党の石破幹事長は記者会見で「生活が困窮する状況は如何なものか」と早々に歳費カットを中止する姿勢を見せた。2割削減が打ち切られれば歳費は2千万円超に戻る。通信費や政務調査費の支給、交通費だって無料で全国どこにでも行ける。税金から膨大な政党助成金も支給されている。それなのに「生活が困窮する」。

 

石破さんは価値観がおかしいのではないか。国会議員は歳費が2千万円ないと生活が困窮するなどと、何処を押さえたらそんな哀れな言葉が出るのか。日本維新の会の松井幹事長は期限延長に消極的な自民党の風潮を「残念で情けない。まさに拝金主義者だ」と批判した。その上で衆院選の公約に掲げた歳費の3割減を提案している。まさに正論である。

 

国会議員は自らの身を切ると大見得を切りながら、議員定数の削減も一向に議論が深まらず先延ばしにしている。国民に負担を強いるのなら、期限切れを待って歳費の復活などとんでもない話だ。歳費の削減延長は当然のことながら、政党助成金の廃止まで踏み込むべきではないか。もともと企業団体の献金を排除するために政党助成金制度は生まれたものだ。

 

法の網をくぐって個人は受け取らないものの、カタチを変えて献金は取り放題。そんな身勝手は許されない。国会議員は大して仕事をしてもいないのに、国民の税金を無駄遣いしている。石破さんは「生活困窮者」意識など即刻捨てるべきだ。

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