平成26年5月21日(No6362) 「朝一番!」の付録
「朝一番!」の付録
午前4時になると前川さんのFAX通信「朝一番!」が届けられる。最近は付録がついてくる。生き方の基本を示す一文が多く、朗読させてもらっている。朝の朗読は「秋山さんの一流を育てる」「鍵山さんの箴言」「ニーチェの言葉」に続いて4本になった。目で追うよりもはるかに心に響く。「読む」とは声に出すことと納得している。5月18日付録を紹介する。
「朝起きたら顔を洗う。家の前を掃いて水を打つ。しごく当たり前のこと。物を貰えばありがとう。お世話になったらすみません。取り散らかしたら後片付け。別に難しい理屈も何もない。犬や猫ならいざ知らず、人間としてなすべき、もっとも平凡な、もっとも当たり前のことである。ところがこれに理屈が付く。手前勝手な理屈が付くと、どうなるか。
いつの間にか後片付け不要。顔も洗わず水も打たず。平凡なことが何やら難しいことになって、何をなすべきか右往左往。そんなことが余りにも多すぎはしないか。それもこれも、つまりは自分なりの都合の良い道を求めてのことであろうけれども、自他ともに繁栄への道は、本当はもっと平凡なところにある。みんなが納得するしごく当たり前のところにある。
別に難しく考える必要はないのではないか。もう一度考え直してみたい。水が低きに流れるように、夏が過ぎたら秋がくるように、自然の理にかえってもう一度素直な心で考え直してみたい」。あらためてわが身を振り返る。あいさつが正しくできているか、ハイと返事をしているか、すみませんと反省しているか、おかげさまで、ありがとうございますはどうか。
人の欠点はよく見えるが、わが身の至らないところは見えにくい。あらためて「自省・自戒」の大切さを教えられた。