平成26年5月4日(No6345)   身を切る改革

身を切る改革

ゴールデンウィークは国会議員さんたちにとって文字通りの大型連休になる。国会は開会中だが、衆参両院で140名もの議員さんが外遊しては開店休業となる。どこの国へ何をしに行くのか、国民は消費税増税や年金などの減額、社会保障費の負担増などで苦しんでいるというのにいい気なものである。折角の機会だから豪遊の土産話など聞かせてもらいたい。

 

国民に痛みを求める前に「自ら身を切る改革を」などと恰好のいいことを言っていたが、いつものようにポーズに過ぎなかった。議員の定数削減、政党交付金の減額など、何処吹く風と頬かむり。東北支援のための議員歳費のカットも、言い訳をしているうちに期限切れで、あっさり元に戻してしまった。あれこれ理由をつけて身を切る改革から逃げている。

 

議員さんたちは東北復興には身銭を切らないと決まった。彼らはどのくらい税金からむしり取っているのか。歳費(給料)はボーナスを含めて2,100万円、文書交通費が1,200万円、議員一人当たりに立法調査費が780万円、秘書の給料が約2,000万円、これだけでも6000万円になる。議員宿舎や事務所の費用、新幹線や飛行機代の負担など、気が遠くなる。

 

大臣は18人いるが、そのうち15人も外遊する。留守番は3人だけ。心配はないのだろうか。大臣などはいてもいなくても、日本の官僚組織はしっかりしているから、事件が起きても大抵のことは対処できるのだろう。大臣も議員らも身銭を切る訳ではない。飛行機代もホテル代もすべて税金で賄われる。口先だけで身銭を切ると言うが、実体は吸血鬼のよう。

 

国会のシステムを国会議員で決めることに問題がある。第三者機関に決めさせる仕組みに変えればいいが、それも無理か。

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