平成26年6月10日(No6382)   がっかりだね橋下さん

がっかりだね橋下さん

外野席からあれこれ言うのは失礼かもしれないが、「日本維新の会」分党劇における橋下さんのいい加減な言動にがっかりした。歯切れのいい演説や闘志むき出しの政治劇に拍手喝采したものだ。政党は理念を中心に成り立つものだと思っていたが、数合わせには何でもありのみっともない有様はもはやまっとうな政治とは言えず、分党に至った過程が明確でない。

 

分党に至った直接の原因は自主憲法の制定だと思うが、少なくとも石原さんと橋下さんの憲法観は一致していた。維新の党の綱領の一番目に「国家、民族、国民の自立を損なわせしめた占領憲法を大幅に改正し国家を立て直す」とある。ところが合流を目指す結いの江田さんが橋下さんたちの提案を拒否した。その結果、憲法観を一にする石原さんを捨てた。

 

橋下さんは「自主憲法の制定という言葉に国民は何の関心もないと思う」という。随分国民を馬鹿にした話だ。橋下さんと江田さんは理念を共有する他の政党と野党再編を拡大するというが、共有する理念など何処にもない。憲法観を異にし、集団的自衛権の行使容認でも両者の開きは大きい。理念なき野合についてくる人はいるのか。何のための野党再編なのか。

 

橋下さんや江田さんは結集には理念が必要だというが、数の論理や妥協のもとに理念を平気で捨て去る人たちに馳せ参じる人たちがいるとは思えない。なぜ橋下さんが石原さんを捨ててまで結いの江田さんとの合流を目指すのか。その理由がさっぱり分からない。小沢一郎さんのような稀代の策士がいればともかく、自民政権打倒などちゃんちゃらおかしい。

 

自民が無視できなくなるような存在こそ、今の野党が目指すべきではないだろうか。非自民、反自民ではなく超自民だ。

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