平成26年8月24日(No6457)   未曾有の大惨事

未曾有の大惨事

8月20日の未明にかけて、集中豪雨による大惨事が身近で発生した。21日現在の死者は39名、行方不明者が51名、家屋の倒壊45戸、がけ崩れ113カ所、停電900戸、断水2,700戸と発表された。現場には近づけない場所があるため全容は掴めていない。救助作業はすべて手作業で行われている。警察1,700名、陸上自衛隊520名、消防640名態勢。

 

21日現在、重機、消防車、車両は現地に入っていない。19日午後9時ごろからものすごい雷雨に見舞われたが、消防は雨を軽く見たのか通常の当直体制だった。20日の午前2時頃から「家の中に水が…」と119番が相次いだが、警戒本部は具体的な避難指示は出さなかった。「まさかこれほどまでとは…」と金山危機本部長は記者会見で無責任に述べていた。

 

避難勧告を出したのは119通報から2時間を超えた午前4時15分だった。広島地方気象台は19日の午後4時3分、大雨洪水注意報、同9時26分に大雨洪水警報に切り替えた。にも拘わらず「収束してくれるかなという期待」(金山本部長)もあったが、20日午前1時頃、状況は悪化した。ここまで進行すると避難をすることで二次災害が起こる。当局の怠慢。

 

雲の発生を見ながら雨量の分析を誤ったというが、判断の誤りが多くの人命を奪ったことを考えれば無責任の誹りは免れまい。土石流などによる家屋の損壊は不可抗力としても、人命をここまで失うことはなかったと考えられる。15年まえも同様の被害を蒙っているにも拘らず、行政は具体的な対策は何一つ実行していない。その責任は厳しく追及されるべきだ。

 

災害が起きてからの対策も大切だが、災害が起きないように事前対策は怠れまい。行政の怠慢が多くの市民の命を奪った。

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