平成26年9月5日(No6469)   善意が潰された

善意が潰された

久しぶりに「善意の大西さん」が訪ねてくれた。最近、身体を壊して治療に専念しているという。膝が痛くて足が踏ん張れないそうだ。その分だけ高いところの作業や力仕事は出来なくなった。無理もない同じ年の生まれで10月には喜寿を迎える。大西さんの掃除は徹底している。道を掃いたりゴミを拾うだけではない。擁壁によじ登って木立の伐採もする。


それらの処理のため自費で2段梯子や伐採器具を求め、処理のための大型土嚢袋も購入した。それらを空き地に積み上げ処理を区役所に依頼する。昨年まではうまくいっていた。ところが今年に入って区役所の維持管理課が、あれこれ言い訳して処理をしてくれなくなった。積み上げていた大型土嚢袋が腐り始めた。一袋が850円もする。もう我慢がならない。


見るに見かねてわが社で勝手に処理をした。2t車で2台分あった。全社員の手を借りた。前述のように大西さんは身体を痛めてしまった。我慢に我慢を重ねたが役所の仕打ちには腹が収まらない。地域の美化を生きがいにしてきたが今後は掃除を止める。それを伝えに来社したのであった。簡単には見つからない高齢者の善意を役所は無残にも踏みにじった。


善意を育てる役割の役所が足蹴にするとは何たることか。もともと役所は無責任で当てにならないものと思っている当方には痛痒はないが、機動力を持たない大西さんにははち切れるほどの怒りが爆発したことだろう。最近は少し大人になったから怒鳴り込んでは行かないが、一市民の善意が無責任な区役所に踏み潰され、怒りを禁じえない。必ず鉄槌を下す。


この事件によって一つの善意が消えたことは残念でならない。マスメディアを通じて訴え、目を覚まさせてやりたい。

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