平成27年1月6日(№6592)  ガン生存率を知る

ガン生存率を知る

昨年の9月、国立がん研究センターは「胃がん」や「肺がん」などの「5年後生存率」を検索できるシステムをウェブサイドで公開した。医療の進歩は様々な病気を克服したが、未だにがんだけは2人に1人が見舞われる病気、男性は3人に1人が、女性は4人に1人がなくなっている。その一方で3分の2以上の患者が5年以上生存し、治る病になりつつある。

 

検索データは2014年に公開されたデータは1997~2005年に新たにがんと診断された30万人分をまとめたもの。当然のことながら自分は含まれていないし、医療は格段に進歩しているから鵜呑みにするのはどうかと思う。がんに罹ってあとどのくらい生きられるかは「人生設計」に関わる切実な問題だから参考情報にはなるが、一喜一憂するものでもない。

 

5年後生存率は大勢の患者のデータを集計した平均的な数値であり、数値が高くても低くても自分が5年後に生きているか死んでいるかを予測するものではない。例えば30%だった場合、「70%は死ぬ」とネガティブに捉えるか、「30%も生きている」とポジティブに捉えるかで人生はまるっきり違ったものになる。データは知るも知らぬもその人次第である。

 

私は「5年後生存率」36%と宣告されたが、12年後の現在も同年代の健常者に負けないで生きている。データは無視して抗がん剤の治療も遠慮した。単に幸運であっただけかも知らないが、データに一喜一憂しなかったのが幸いした。がんを克服したとの意識はないが、結果としては克服したことになる。データは重要だが知らずに過ごすのも選択肢の一つ。

 

主治医から「がん患者に勇気が与えられるような生き方を…」を求められ、人一倍目立つように往来を闊歩し続けている。

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