平成27年10月22日(№6881) 地に堕ちた

地に堕ちた

あれほど鮮やかに政界デビューし、絶頂の人気を誇って持て囃された橋下徹大阪市長の神通力も消えたようだ。維新の党の内紛もみっともないが、橋本さんの朝令暮改の軽い発言も信を失っている。「大阪都構想」を衣替えしたところで大阪府民はそっぽを向く。市長選で勝つためには自民党も共産党とあえて手を結ぶという。こんな勝手な理屈は政治ではない。

 

大阪の友人に11月のダブル選挙について聞いてみた。誰が知事になっても市長になっても大阪はよくならない。どんな立派なことを言っても誰も信用しない。政治をここまで貶めた罪は大きい、勝手にやれと怒っていた。自民党推薦の候補が市長になったとしても、共産党に支えられたのでは議会の運営もままならないだろう。橋下さんも文字通り消えていく。

 

国民の税金から拠出される政党助成金の分配をめぐって維新の党は、これ以上ない醜い争いを続けている。冷静に考えれば新党組の言い分も残留組の言い分も、国民の税金の分捕り合戦では筋が通らない。いっそのこと助成金など返納し、屁理屈で勝負すればいい。その方がよほど国民は納得する。どちらの言い分が通るのか不明だが、次の選挙では全員が落選。

 

橋下さんの罵詈雑言には慣れているが、正当性があれば表現の品性を問われるくらいで済む。しかし、税金の分捕り合戦では鼻白む。少なくとも税金は国民のために使って貰わないと筋が通らない。維新の党は松野代表をはじめ大半が比例に救われた落選議員だ。折角野党第2党になったのに、今回の不始末でみんな消える運命にある。安倍さんはお喜びか。

 

民主党も共産党と一緒に選挙戦を戦おうという時代。何があってもおかしくないが、政治家の矜持は保って貰いたいもの。

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