平成27年10月5日(№6864) 遠きを慮る

遠きを慮る

本日届けられた「致知」11月号の特集テーマは「遠慮(遠きを慮る)」、何と表紙は鍵山秀三郎さんの温顔である。内容が素晴らしい。編集長・藤尾秀昭さんの特集「遠慮」の解説は息を呑むほどの迫力に満ちている。論語の「人、遠き慮なければ必ず近き憂い有り」(もし人が遠い将来を見通し、広く周囲を見回して深い思慮を巡らせておかないと、必ず手近なところに憂うべきことがある)。身にしみる言葉であり教えだ。

 

特集の内容が素晴らしい。巻頭言は伊與田覺さんの「至誠は息むなし」「至誠」とは天の心であり、聖人の心である。「息む無し」とは休む時がないと言う意味で、本気だから久しく続くということ。するとある時、ひょこっと兆しが現れるということ。「物事というものは、久しく続けることが完成の第一です。いくらよいことでも、続けなければ完成しない」

 

巻頭の対談は桜井よし子さん(ジャーナリスト)と中西輝政さん(京都大学名誉教授)の対談。テーマは「リーダーは遠きを慮れ」。さらに李登輝さん(台湾元総統)と下村博文さん(文部科学大臣)の対談「一国の未来は将の覚悟にあり」と続く。さらに特集のメーンは鍵山秀三郎さんの特別講話「後から来る者たちへのメッセージ」である。コピーを回す。熟読して欲しい。

 

鍵山さんの言葉。「人間というものは、人から愛されたり、守られていることには極めて鈍感です。逆に、自分の意に沿わないことにはとても敏感にできている」。思い当たることは?

「自分の能力を遥かに超えることを求められる環境に身を置いたときに、初めて人間は成長していく」。「人間は自分の得にならないことをやらなければ成長できない」。「最大の危機は、目標が高すぎて達成できないことではない。目標が低すぎて、その低い目標を達成してしまうことだ」。ほか多数。

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