平成27年10月6日(№6865) 本業に専念

本業に専念

日曜日の農作業の疲労を持ち越しており、少し無理かなと思いながら益田市のМランドを訪問した。往路は浜田道を走り山陰高速に乗ったが、道路工事の多いことうんざりするほど。待ち時間15分の箇所もあった。途中体調が悪くなり、コンビニのトイレを利用させてもらった。何も買わないのは悪いので読売新聞の朝刊を購入。偶然にもイエローハットの記事。

 

7面の「七転八起」に堀江康生社長のインタビューが掲載されていた。実にはっきりモノを言う人である。常務の時代に一度お目にかかったことはあるが、これほどの切れ者というイメージはなかった。2008年、イエローハットは創業以来最大の危機を迎えていた。400億近い負債を抱え倒産直前の危機にあったという。まさかそんな馬鹿なという思いはある。

 

外野からあれこれ憶測をしていた頃である。理由は多角化の失敗。堀江さんは鍵山さんに乞われて社長に就任した。当時長男社長の鍵山幸一郎さんが辞任に追い込まれ、創業者の鍵山秀三郎さんも取締役相談役を辞任。外からは想像もできないドラマがあったと思うが、経営陣を一新することにより会社はV字型に業績を回復する結果になった。お見事である。

 

7年で35億の赤字から55億の黒字になった。要因は失敗の原因になった多角化経営を整理し、本業に専念したからである。多角が良い時代もあるが、厳しい時代には本業特化が成功しやすい。広島市信用組合の12年連続の高収益も同じ手法である。改めて本業特化が成功の要因という見事な手本を見せてもらった。格好をつけずに愚直な経営から学びたい。

 

心を鬼にした出処進退、人を見る目の確かさ、任せきることの大切さ。やはり鍵山さんは神の領域の偉大な経営者である。

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