平成27年11月27日(№6917) お買い物先が分散化

お買い物先が分散化

広島都市圏の主な商業拠点は11ケ所に分類される。中国新聞では1976年から毎年14才以上の女性を対象に、消費実態を掴むためにアンケート調査を実施している。11ケ所とは次の通りである。①八丁堀付近、②紙屋町付近、③広島駅周辺、④宇品・皆実方面、⑤観音方面、⑥西部商業地区周辺、⑦横川周辺、⑧八木・緑井周辺、⑨祇園周辺、⑩廿日市市役所周辺、⑪府中町方面。残念ながら芸備線沿線にはない。

 

全体としては若者、シニアは中心部へ、子育て世代は郊外志向という。2001年を起点としてみると、凋落が著しいのは八丁堀と紙屋町周辺。34,4⇒17,3、33,7⇒14,2だが辛うじてトップの座を保っている。伸びているのは府中町方面、今年こそ陰りを見せているものの6,2⇒13,8と僅差で3位。4位にのし上がったのは5,0⇒11,4の宇品・皆実方面である。

 

第5位は凋落が続く西部商業地域、大きく下げたもの5位を死守している。広島駅付近は広島市民球場界隈の賑わいでやや上昇傾向にある。来年以降、再開発ビルの完成や駅ビル内の商業スペースの拡大で期待が持てる。横川駅周辺の点数は低いが上向いている。八木、緑井周辺は土砂災害の影響があったが持ち直した。天満屋やフジグラン緑井の支持も上がる。

 

郊外へ引っ込むと八丁堀や本通り、それに紙屋町とは縁遠くなる。百貨店には魅力がなくなった。特に広島は東京に比べてあか抜けない。ウィンドショッピングの楽しさに欠ける。高齢化の影響もあるだろうが生鮮食料品などは近場で済ませることが多い。高齢者へのサービスはこれからのショッピングセンターの決め手になる。懐に余裕のある高齢者は動きが鈍くなっている。持てる者の財布を開かせるにはどうすれば良いか、足を運ばせるにはどうすればよいか。課題は多い。

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