平成27年2月9日(№6626) リフォームチラシの氾濫
リフォームチラシの氾濫
人生講座の受講生Т・Kさんから。中型リフォームの相談をいただいた。サロンから新しいコミュニティが生まれ、そこから新しい需要が発生する理論の具現化で嬉しい。週末になると派手なリフォームの折り込みチラシが氾濫する。チラシなど効果はないと信じているものの、対案がないと身が細る思いがする。お客様が価格に価値を持たれると勝てない。
いま目に付くのは「省エネ住宅ポイント制度」スタート」である。「国を挙げてのリフォーム祭り」と謳っているチラシもある。中には企業が負担する制度もある。これらのサービスはどうやって回収するのだろうか。他人事ながら気に掛かる。いずれにしてもカタチを変えて消費者の負担になるのは間違いない。値引き率の平均は50~60%である。商売にならない。
中には3社以上から見積もりを取りなさい、一番安いところに注文しなさいと勧める。内容や品質はどうなるのだろうか、心配している。しかし消費者の7割は価格に価値を求めている。品質は二の次、安いほうがいいのだ。消費者の弱い所を突く業者が悪いのか、安いものを求める消費者に問題があるのか。何れにしても正しい商売が通用しない社会になった。
商圏を侵食される我が社の対応は、生き残りのために万全であるとは言い難い。社員の皆さんの知恵と努力に期待するところが大きい。戦略に沿って計画は自分で考え、自分で決める風潮が定着すると強くなり、仕事も楽しくなる。昼も夜も休日も仕事のために脂汗を流すほどの厳しさが必要な時代になった。何としても生き残らねば、人生の幸せは得られない。
いっそのこと競合見積もりはお断り、値引き要求はお断りの方針を宣言すると生き残りの戦略・戦術になるかもしれない。