平成27年3月4日(№6649)  民主党は消えるのか

民主党は消えるのか

広島3区で頑張っていた若手の元衆議院議員が、深夜、酒気帯び運転で検挙された。彼は民主党の有望株で前途を嘱望されていたが、離党を申し出て受理された。選挙区内の民主党広報版から完全に姿を消した。一緒に公園のトイレ磨きをした間柄だけに残念で仕方がない。余程の奇跡がない限り彼は二度と表舞台に立てない。少なくとも政治生命は失った。

 

民主党は岡田体勢になって初めての党大会を開いたが、岡田さんは網膜剥離の再発で入院し、新代表不在という異例の党大会になった。岡田新体制が発足して40日になるが、世論調査もご祝儀相場はなく支持率は一向に上がらない。政権への対峙を訴えるが自民党超えの具体策もなく、存在価値さえ失おうとしている。誰も民主党にもう一度とは思っていない。

 

最近の国会を賑わしているのは安倍内閣の大臣たちに不適切なお金の使い方が有り、民主党の面々は己の仕出かしたことを棚に上げ、口汚く罵っているがどっちもどっちで偉そうなことを言える立場ではない。もっとひどいことをしてきた菅直人元首相、前原誠司元外相、蓮舫元国務大臣などはいまも赤絨毯を踏んでいる。彼らこそは身を慎むべきではないか。

 

政権奪還を視野に入れているらしいが、主体的な発想は何処にも見られない。安全保障体制や経済政策、外交や教育など国会の論戦を通じて安倍内閣と対峙するというが、党内でもまとまらないのに政権交代とはおこがましい。せめて党三役くらいは意思統一をしないと国民は益々そっぽを向く。統一地方選では三重も北海道も知事の対立候補を立てられない。

 

政治はしっかりした野党がいないと、まともな運営ができないと言われる。野党第一党の責任は重いが果たせそうにない。

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