平成27年4月19日(№6695)  一言添える価値

一言添える価値

「竹の子学園」の農作業チェックに赴いたついでに筍掘りをした。竹の子学園は竹林のなかに有り、まもなく筍が収穫期に入る。筍は隔年で豊作と不作を繰り返し、今年は豊作の年になる。至るところに尖った頭を出し、雨が降る度に背丈が伸びるさまは壮観である。筍掘りは重労働で喜寿を超えた身には負担になる。特に斜面では危険度が増す。滑ると大変。

 

一時間ほどで小ぶりの筍を約50本掘った。鍬を振るっているときは夢中だが、一段落するとどっと疲れを覚える。新鮮なうちに料理するとこの時期の筍は美味しい。処分は専務に一任した。この日は生涯学習・小山講座があり、参加されたみなさんにプレゼントした。「この筍は相談役がさっき掘ったばかりです。美味しいですよ」と一言添えて手渡ししていた。

 

「筍をどうぞ」と言って手渡しても失礼ではない。しかし、誰が掘ったか、いつ掘ったか、どこで掘ったか、などと付け加えることで物の価値が変わってくる。掘った当人としても労働の苦労が報われたようで嬉しい。さらにお客様の喜びの反応が伝えられると喜びは増す。たかが筍であるが一言添えることで掘った人、手渡した人、貰った人の関係が変化する。

 

それほどまでに言葉は大切である。饒舌にならなくてもよいが最低限のコミュニケーションは、ものの価値を高めお互いの関係を良好なものにする。こうしたことはその都度努力していては出来ない。日頃から心がけて習慣にすると、簡単に出来る。特にビジネスにおいては、わずかな一言がスムースにことを運ぶ。一言添える習慣は、ものごとを好転させる。

 

添える言葉が度を過ぎて饒舌だとマイナスになるが、なにもないよりははるかにいい。筍掘りの苦労が報われた感じだ。

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