平成27年4月4日(№6680)  アベノミクスは何だったのか

アベノミクスは何だったのか

アベノミクスは話題にはなったけれど庶民の役に立った、あるいは暮らしが楽になったという実感は全くない。関係のないところで株価が上がったり、金融が緩和されたりして潤ったところもあるようだ。円安に振れて輸出企業が空前の利益を上げたけれど、輸入物価の値上がりで庶民の懐は一層軽くなり、零細企業では円安の影響で倒産に追い込まれた例も。

 

第一の矢「金融政策」、第二の矢「財政出動」も安倍内閣は自画自賛しているが、庶民には全く関係のない世界の出来事でしかない。愈々待望の第三の矢「成長戦略」に期待しているが、現在のところ具体的には何もしていないのが現実。もしかしたら手の打ちようがないのではないかと心配している。
「女性が輝く社会に」「新しい市場を創ろう」も具体策なし。

 

少子高齢化の社会だから人間が少なくなり、人口の平均年齢が上がる。人口が減ればお客さんの数が減る、同じビジネスをしていれば売上も利益も下がる。実力者の石破担当大臣も随分影が薄くなった。売上が減れば社員の給料は上がらない、働く場所も減ってくる、使えるお金は少なくなる。当然のことながら新しい施策が求められるが、有効策はゼロに等しい。

 

我が身の回りを眺めてみても、政治などというものは庶民の役には立たない。日本全体としてはアベノミクス効果があったのかもしれないが、われわれ庶民のところまで光が届かない。逆説的だが政治の無策のおかげで零細企業の一部は、自分の足で立つことを学んだ。消費税増税の落ち込みまで乗り越えて、己の英知と努力で業績は回復に向かいつつある。

 

いつの時代でも同じだが景気など当てにしてロクなことはない。来年は再び消費税が上がる。また力を蓄えるチャンス。

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