平成27年5月26日(№6732)  この勢いは止まらない

この勢いは止まらない

大相撲夏場所は東関脇・照ノ富士が初優勝の快挙を成し遂げた。横綱・白鵬の不調はあったが、だからといってケチをつけられるものではない。平成生まれとしては初めての堂々たる優勝で恥じることはない。今場所は珍しく千秋楽まで8人が優勝の可能性を残す大混戦の中、照ノ富士は白鵬と並んでいっぱいを維持。優勝すれば大関昇進確実といわれていた。

 

照ノ富士は入幕25場所しかたっていない。かつての名横綱貴乃花と朝青龍の24場所に次ぐスピードである。このまま来場所を迎えるが東西の横綱、東西の大関ともモンゴル出身となった。日本人の大関はまことに不甲斐ない。稀勢の里は辛うじて二桁の勝ち星を拾ったものの、琴奨菊は大きく負け越し、豪栄道はやっとこさ勝ち越した。三人とも綱は遠い。

 

なぜ日本人の力士はダメなのか。解説の神風さんに言わせると稽古量がまるっきり足りない。照ノ富士の凄まじい稽古量と相撲に対する入れ込みように比べれば、月とすっぽんだという。これでは勝てるはずもないとまで言われる。日本人力士の若手有望株では、遠藤、高安、勢、隠岐海などいるが、逸ノ城の足元にも及ばない。年末には三役すべてが外国人?

 

もはや大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花などの強い横綱は望むべくもないのか。それでも相撲人気は盛り上がり、45日連続の大入り満員。相撲協会のふところは潤い続ける。枡席のチケットなどは容易に手に入らない。中には外国人力士を排除すればという向きもあるが、弱い日本人力士がヨタヨタ戦ったとしても相撲ファンが熱狂するとは思えない。哀れ。

 

ここは人気の遠藤に期待をかけたい。照ノ富士を遥かに超える稽古量で強くなり、日本人力士の意地を見せて欲しいもの。

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