平成27年5月9日(№6715) 後輩が出来ました
後輩が出来ました
昨年は内定者が入社辞退したため、新卒採用がゼロであった。従って一昨年入社の大西社員は後輩ができず、一年生留年となった。若い社員は自力で伸びるより、進級することで成長するケースが多い。つまり後輩が出来れば良い影響を受けて成長する。新入社員を採用し続けなければ、人財は育たないし企業も成長しない。これまでの経験がそれを裏付けている。
十数年前、社員は新卒に限ると決めて毎年新人を採用してき た。定着率もよく幸いに新人は留年しないで進級できた。その時季業績は伸びた。そのご何故か新人を採用し続けたものの定着せず業績も低迷を続けた。自由な学生生活から制限の多い社会人になると、余程の資質があり環境に支えられなければ若者はリタイヤする。幸いに山田社員が頑張ってくれた。
翌年後輩が誕生して押し上げられるように進級し、刺激を受けながら力を付けていった。中途ではあったが若い大須加社員が入社し、若手三羽烏が誕生した。実に十数年ぶりのことである。そこへ村田社員が入社してくれた。やっと人財面で好循環に入った。やがて大西社員が遅まきながら力を付けてくるだろう。大切に育てれば4名の若手は急速に戦力化する。
これまで早々とリタイヤした若者はすべて親元で暮らしていた。現在の社員はすべて自立した暮らしをしている。様々な要因はあると思うが、自力で暮らしを立てる若者は強くなる。甘えが許されないからだろう。三世代同居で大きくなった若者も一味違う。新しい人材には少なからぬ先行投資が必要だ。企業としても定着させ成長するノウハウが求められる。
厳しい環境も過酷な育成手法も、将来のことを考えれば手抜きは許されない。大切にと思えばこそ厳しさは必須となる。