平成27年6月23日(№6760)  福島原発は何処にある

福島原発は何処にある

2011年3月11日、東北地方を未曾有の地震と津波が襲った。運の悪いことに最も危険極まりない原子力発電所も被害を被った。津波や地震の被害は目に見えるが、原子炉による汚染は数値が頼り。身体に影響があるから入ってはいけないと言われればわが家にも入れない。最近は原発災害のニュースも途絶えがちで離れた地域では風化の一途を辿っている。

 

わが社で被害に遭遇した年から毎年「東日本大震災復興支援チャリティ」を開催し、全国の善友や地域の善意に助けられながら、ささやかな義援金を届けている。今年は5回目の開催になる。さしたることはできないが、同じ日本人として苦しみは少しでも分かち合うべきだと考えている。それがささやかなチャリティイベントのエネルギーになっている。

 

この度福島を訪問した機会に、畏友の志賀晶史さんに無理を言って地震や津波、それに原発被害の各地を案内してもらった。最近でこそニュースの量が少なく被災地などの地名もぼやけているが、実際に現地でのぼりや看板など見るとあの痛ましい記憶が蘇ってくる。しかし、目の前の景色は過疎の農村とまるっきり変わらない。空き家ばかりで人の姿がない。

 

福島市から高速道を走りいわき市の北側から北上し、南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町など走っていわき市に入った。走行距離は240㌔。午前5時出発のかなりの強行軍だった。途中で多くの作業員らが除染作業をしている姿を目撃したが、説明を受けなければ単なる土木工事に過ぎない。放射能は目に見えない。実感が湧かない。

 

志賀さんには大変お世話になった。詳しい説明も聞かせてもらった。感謝でいっぱいだ。改めて震災について考えたい。

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