平成27年6月26日(№6763)  農協は必要なのか

農協は必要なのか

「竹の子学園」は12年の歴史を持つが、10年間は地元の農家におんぶに抱っこで寄りかかってきた。高齢化に伴い組織を再編し、農業にはアマチュアの都会の熟年者にサポートをお願いしている。幸い好意的で熱心なメンバーばかりでボロを出さずに何とかなっているが、現場では自然が相手だけに不安でいっぱいだ。その分サポーターに負担を強いている。

 

組織の再編時に頼りにしていたのが農協の営農指導。相談をしたが新しいことには手を出さない。休日には働かない。地元の農協には営農指導のシステムはあるが機能しない。現実には手探りで進めているが、自然が相手だけに不安がいっぱいである。政府も地方創生は掛け声だけで機能していない。もはや日本の農業にとって農協は無用の長物になっている。

 

農協の職員は21万人もいるが、農業振興に携わる職員らは全体の14%しかいない。この20年で半減したが、対照的にJAバンクや共済などの職員は全体の50%を占める。つまり農協の本来使命を捨てて安易な金儲けに走っている。農協にとって農業はお荷物。これが実態である。農産物の販売などの経済事業は一農協当たり2億3千万円の赤字で改善なし。

 

地域の農協に営農指導員はいるが、実際には機能していない。収益を上げない部門は動けないのが実態だ。営農指導組織をしっかりし、質を向上させれば農業は再生する。現実には手間暇のかかることは疎んじられ、手っ取り早く利益を上げる部門が重視される。安倍内閣は農協の本来の仕事をさせようと苦心しているが、その図体はどうしようもなく大きい。

 

動き始めた60年ぶりの農協改革は農業再生につながるのか。間に合うはずもないが「竹の子学園」では期待している。

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