平成27年8月10日(№6808) 風化の一途 原爆の日

風化の一途 原爆の日

8月6日、広島は70回目の「原爆の日」を迎えた。広島平和公園で6万5千人もの市民が平和への祈りを捧げた。新聞の調査によると8月6日が原爆を投下された日と記憶している人は全国で30%を切った。広島はそこまで無関心ではないが、70%を割ったという。実際にわが社の社員たちも体験者はいない、家族にも悲惨な体験をした人はいないという。

 

わが社では毎年8月6日には社屋の周辺の清掃を終え、水を撒いてから平和公園に向かってラジオの鐘の音を合図に黙祷を捧げる。今年は珍しいことがあった。反対側の歩道をウォーク中の顧客の宮川さんが偶然目撃し、同時に黙祷を捧げたと暑中見舞いのはがきにいきさつを詳しくし知らせてくださった。多くの人が目撃しているが、立ち止まる人はいない。

 

いただいたはがきはそれだけに嬉しかった。一人でも多くの日が原爆の悲惨さを後世に語り継ぎ、平和な日本を守る責任がある。祝日に日の丸が掲揚されないように、原爆の日に被災者に黙祷を捧げる人を見なくなった。せめて心あるものは形にして示したいものだ。8月9日午前11時2分、長崎の鐘が鳴らされた。6700人が犠牲者の冥福を祈り黙祷した。

 

安倍総理も「非核三原則を堅持しつつ、核兵器のないない世界の実現に向けて国際社会の核軍縮の取り組みを主導していく」とあいさつされた。いきさつはよく分からないが広島では「非核三原則」言葉を盛り込まなかったために、野党やメディアから痛烈な批判を浴びせられた。特に民主党は今にも戦争が始まるような論調で安倍首相を責め立てた。情けない。

 

日本に戦争を始める、徴兵制を布く、非核三原則を破棄する要因はない。下らぬ罵声は控え、静かな祈りの日にしたい。

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