平成28年10月28日(№7135) 高齢認知症患者の激増

高齢認知症患者の激増

2025年の日本を推計すると、高齢者の3人に1人が認知症あるいは予備軍である軽度認知障害(MCI)になるらしい。少子高齢化社会の暮らしが著しく変わることには間違いない。特に糖尿病や高血圧は認知症の大きなリスクファクター。生活習慣病に不安のある中高年は注意が必要だ。アルツハイマー病が増えているのは糖尿病と予備軍が増加しているから。

 

脳血管性認知病については高血圧との関連が強いため、「若いうちから高血圧を早期発見、早期治療をすること」が肝要だ。もっとも自分の発症を回避できたところで、まわりが認知症になっていく。認知症社会を他人事にすることはできない。認知症を含む高齢者のトラブルは深刻の一途をたどっている。近年相次いでいる高速道路の逆走事故は増加の一途。

 

11~13年の3年間における高速道路における逆走事故は、発生件数541件のうち65歳以上の高齢者が7割。健康状態では4割が認知症の疑いがあるとした。その他の交通事故も高齢者がはるかに多い。免許証更新の現行制度では更新の際義務付けられている「認知機能検査」で、たとえ「認知症のおそれあり」と判定されても、免許の更新は可能である。

 

改正試案では第一分類と判定された全員が医師の診断を受け、そこで認知症と診断されれば免許が取り消される。地方での自動車は高齢者の足であり、行政が代替えとなる移動の手段を手当てする責任がある。そうしなければ高齢者の社会的孤立という別の問題が深刻化する。根本的な解決策はないが、健康長寿になる生活習慣を社会化しなければならない。

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