平成28年10月4日(№7111) 渡邉五郎三郎さん

渡邉五郎三郎さん

畏友の頼経健治さんより素敵な本が届けられた。渡邉五郎三郎さんの「人間としての大成~子供にはよい躾を、大人には座右の書を~」である。B5版48㌻の書であるが、大正8年生まれの渡邉さんが年齢期体調の減退(記憶力、聴力、脚力)を自覚されての最後の書と思われる。25年に亘って主宰された「福島新樹会」を解散されて人生を回顧する気持になった。

 

「南洲翁遺訓」に次の一文がある。「何程制度方法を論ずる共、その人に非ざれば行い難し。人有りて後方法の行わるるものなれば、人は第一の宝にして、己れ其の人に成るの心懸け肝要なり」。人間の生き方というものは屁理屈ではなく、実践を遂行する行動の問題である。渡邉さんはそう信じて生きてきたし、それだけに遺訓として書かれたものだとうかがえる。

 

講義の幕を下ろされた訳ではないだろうが、頼経健治氏主宰の「靖献塾」など7つの塾に対して「この一文で御諒恕を…」と謝辞を述べられている。本文には渡邉さんの生い立ちや成長の跡、子や孫たちへの言い残しなどが書き綴られている。本文をお届けすることは出来ないが、せめて目次の一部をお届けして渡邉さんの熱い思いを届けたい。①から⑯まである。

 

①武士の子としての躾、②「啓発録」橋本佐内、③「士規七則」吉田松陰、④剣道の練磨と武士としての矜持、⑤人生座右の名著「南洲翁遺訓」⑥それからの人生、⑦恵まれた結婚生活と死別、⑧敗戦・予備士官学校生との交わり、⑨「終戦の詔勅」に込められた陛下の大御心と安岡先生、⑩「日本健青会」の設立と活動。⑪安岡正篤先生との邂逅。以下、略。

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