平成28年10月9日(№7116) 白黒がやや明確に

白黒がやや明確に

東京都では豊洲の移転問題に続き、東京五輪の準備について批判が大きくなった。組織委員会長の森喜朗氏は「国際オリンピック委員会の理事会で決まったものを引っくり返すことは極めて難しい」と不快感を込めて釘を刺した。小池知事はその後、調査チームから報告で「爆弾を頂戴した。これを起爆剤にして総合的に判断したい」と森発言など意に介さない。

 

小池知事が任命した調査チームが、都が担当する三つの競技施設について建設中止も含めて計画を見直すよう提案したためだ。大会関係者は「ある程度の計画変更は予定していたが、建設中止まで踏み込むとは予想外だった」と振り返る。ボートやカヌー会場の「海の森水上競技場」は建設中止の予測が広がる。「負の遺産を都民に押し付ける訳にはいかない」。

 

小池知事にとって五輪経費の見直しは、知事選の最大公約の一つで、簡単には引き下がれない。「都の権限」を武器に施設計画の見直しを検討する知事に対して、森委員会は事態の推移を見守るしかない。見直しはIOCなどの幹部たちが不快感を示しているが、何といっても知事の動きには都民の80%以上が支持している。ここは小池さんに頑張ってもらいたい。

 

東京五輪の運営費が膨張している問題に関しては「コストカットする必要がある」と考える都民が90%を超え、ボート会場などの見直しも84,8%が支持をしている。小池知事の働きぶりについては大半の都民が支持しており、その反面、石原氏などこれまでの都知事は何をやっていたのか、と手腕に疑問を抱かれている。いい加減な妥協はしないよう望んでいる。

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