平成28年2月16日(№6927) 漂流

漂流

昨年の12月6日の午前5時、何の前兆もなく頭から床面に突っ込んでしまった。それから14日間は人事不省で何一つとして記憶がない。妻の話を継ぎ合わせると救急車を呼んで掛かりつけの安佐市民病院に担ぎ込まれたようだ。幸運にもすべてのタイミングがよく、手術も後帰りしないで順調であったようだ。19年続いた「ディリーメッセージ」も切れた。

 

無縁だと思っていた「心筋梗塞」の緊急手術を受け、小康状態を保った。ほっとしたのも束の間、やがて「心不全」を発生し老命のSOS。子どもたちも集まって細りゆく命を見守ったという。人事不省の本人は何事も露知らず、医師と薬に命を預けて昏々と眠ったまま。倒れて2週間過ぎて、やっと意識が戻った。昏迷の儘、頭の中が混乱した。分らないまま。

 

意識が戻って早速仕事をする気になった。一旦中断したものは仕方がないとしても、遅れたものは何とか追いつきたいもの。ところがパソコンの画面に向かって驚いた。操作の方法を大半忘れている。会社から応援してもらっても一から繰り返しの連続。これでは痴呆老人でしかない。能力がダメになったのか、鍛えればカムバック出来るのかさえ分からない。

 

結局、正月は一日だけ外泊し自宅に帰った。ふるさとの初詣はしたかったが、身体が動かず断念した。自宅は一日だけで病院に戻った。体調は少しずつ回復し、リハビリも人並みのスケジュールは果たした。直径8㌢の肝臓がんを発見した。無罪放免とはならず1月25日から2月13日まで再入院した。これから時間を掛けて治療していくことになる。

 

再入院はしたくないが、しばらく病院との縁はきれそうにない。それにしても漂流はご免。早くまともになりたいものだ。

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