平成28年3月18日(№6958) 教師の重すぎる権限

教師の重すぎる権限

広島県府中緑ヶ丘中学校の三年生の男子生徒が自殺した。誤った進路指導が原因という。学校側は調査報告書において誤った進路指導があったことを認め、生徒の自殺に関し「学校としての責任がある」と結論付けた。生徒が通っていた中学校の杜撰な資料管理、間違った生徒指導に強い憤りが広がっている。学校側の行き過ぎた「指導死」は注目されている。

 

生徒が高校を受験できるか否かを中学校が、具体的には担任の教師に権限が与えられていることに問題はないか。生徒と教師が廊下での立ち話で簡単に決めるような軽い話ではない。「一年生の時に万引きしているよね」教師の確認にあいまいな返事をしたため、万引きの咎めを受けた。大事な質疑は第三者を入れるべきなのに相対の立ち話で軽く済ませた。

 

なぜ担任の教師は万引きをしたと判断したのか不明だが、問題は担任の教師に判断させたことにある。教師の能力は問わないが、少なくとも中学校は生徒の求めに応じて、希望する高校への推薦状、内申書を出すべきだ。高校が求める生徒の生活態度・成績については嘘偽りなく記載する。合否を判断するのは中学校ではなく高校なのだ。一つの問題が解決する。

 

今回の問題は学校側の管理のいい加減差にあるが、システムに問題はないか。能力のない人間に不要な権限を持たせると誤った結論を導き出す。今回の事件では学校側の信用が地に堕ちたままなお権限を引き連れば、やがてモンスターペアレンツの圧力に屈しなければならない。一刻も早く日常の学生指導、素行管理、成績評価、進路指導の体制が必要だろう。

 

担任の教師は体調を崩して人前に姿を見せていない。このままでは収まらないと思うがどうするのだろうか。たかが田舎の中学校の事件てあるが、隣の火事には見えないほど大きい。

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