平成28年3月20日(№6960) なぜか泣けて仕方がない
なぜか泣けて仕方がない
昨日は限りなく寂しい一日だった。自分のわがまま勝手ではあるが、わが人生でもっとも思い入れの深い「竹の子学園」に別れを告げた。平成十五年にプレオープンした親子農業体験塾を閉園した。原因はいろいろあるが昨年12月6日心筋梗塞で倒れたのがきっかけで、「もう先頭に立って活動できない」と諦めたことによる。心は残るが後悔はしていない。
雨は朝のうちに少し降っただけでお別れイベントには関係しなかった。折角広くなった運動場で駆けっこと綱引きをした。お昼はバーべキューパーテーに舌鼓を打った。用意の20㌔もの肉がみるみるうちになくなった。食事のあとは歩いて記念植樹の「金木犀の道」を目に焼き付けた。第1期生の記念樹は2004,4,4と刻印してある。8歳の児が21歳だ。
ネームを懐かしみながら記念撮影をし、12年も親しんだ畑のゴミを整理した。これからどうなるのか具体的な計画はないが、田舎の景色が一変しないように大切にしたい。現在はタマネギだけが2,000本も育っている。これから可能であればダイコンやジャガイモを植えたいが、もはや彼らの手を離れる。本日の参加者は保護者と共に98名、畑もびっくりだ。
最後のお別れの言葉はそれぞれが感無量であった。区役所から表彰された。高知の知友「はまじ」さんから豪華な色紙が届けられた。お互いに思い出を語り合い、親子農業体験塾「志路竹の子学園と別れを惜しんだ。再びこの地を訪れることもあると思うが、そのときはどんな風に変わっているのだろうか。若い人がしっかり思い出を噛みしめてくれたら嬉しい。
全員が揃って記念撮影をして色とりどりの風船を青空に飛ばした。もう抱き上げられる子どもはいない。みんな驚くほど大きくなっている。別れは「ハグ」で離れを惜しんだ。