平成28年6月28日(№7033) 防衛費は人を殺す予算

防衛費は人を殺す予算

去る4月14日、熊本県民を恐怖のどん底に陥れた熊本地震に、自衛隊員が延べ78万8千人も派遣された。昼夜を分かたず災害救助活動に当たった。熊本のみならず災害援助活動と言えば自衛隊、その働きぶりは他を寄せ付けない。共産党の藤野保史政策委員長はNHK番組で、防衛費が平成28年度予算で初めて5兆円超えたことを念頭に次のように発言。

 

「人を殺すための予算ではなく、人を支え育てる予算を優先すべきだ」と発言した。自民、公明、おおさか維新の出席者は直ちに撤回をもとめたが、藤野氏は陳謝も撤回もしなかった。民進党の山尾志桜里政調会長は「憲法というルールを守るという政治体制を作らなければならない。共に戦って行けるところは戦っていこうということで恥じることはない」。

 

共産党を支持してはいないが、政治資金を受け取らず、発言も明確で政党のスタイルとしては気に入っていた。民進党は政権を担当していた時代に大臣が同様の発言をして物議を醸した。共産党の志位和夫委員長は質疑応答で、自衛隊を憲法違反状態に放置したまま、必要な時には利用するというご都合主義的な開き直りだ。立憲主義との矛盾はどうするのか。

 

民進党の岡田代表は特段に発言せず、藤野氏、山尾氏の発言を追認した。公明党の斎藤鉄夫氏は「共産党の主張は矛盾だ。憲法違反なら廃止すべきだ。今の憲法をないがしろにしているのは共産党だ」と訴えた。安全保障関連法を「戦争法」だというが、とんでもない。憲法の枠内に入る「戦争防止法」だとも強調した。いくら繕っても、ボロは次々とはみ出す。

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