平成28年7月31日(№7066) 自宅は落ち着く

自宅は落ち着く

十日ぶりにわが家へ落ち着く。昨年来、四度の入退院を繰り返し、病院にも慣れているはずなのに自宅とは違う。今回は肝がんで三度目の入院であるが、無罪放免とはならないのが辛いところだ。医師の説明によるとがん細胞は難しいところに入り込んだようだ。カテーテルを使った抗がん治療も十分に届きにくくなった。最初は大きかったので叩きやすかった。

 

そう簡単に根絶とは行かないだろうが、がん細胞を少し太らせてあらためて抗がん剤で叩く治療法がとられるだろう。次までに何か新しい方法を考えると主治医は言っておられたが、内科的治療ではなく摘出手術をしてもらう方がケリもつく。専門的にはそうできない理由があるのだろう。しばらく検査に通い、十月ごろ四度目の入院治療をする予定である。

 

一年に四度も入院するようでは第一線で働くことは出来ない。しかもそれがいつ無罪放免になるかも分からない。がんではあるが日常生活に苦痛を伴うことはない。巨泉さんや六輔さんのようながんもあるが、持っていれは不安は絶えないが生活に支障のないがんも存在する。季節ごとに入院して別荘にいる気分になれば、それもまた人生かと言えるようだ。

 

報酬はゼロだからわがまましてもいいようなものだが、リズムに乗った暮らしは必要だ。入院中も午前5時半起床、午後10時就寝は守ってきた。病人だから許されることだが、横になることは少なかった。パソコンで記録し、新聞を三紙読み、読書も欠かさない、通常の健康な日々と変わらない。8時半出社、午後6時退社はこれからも続く。そして老いてゆく。

 

狭いながらわが家はいい。妻もわがままを聞いてくれるし、会社の雰囲気も和やかだ。会社には土日も休まず出勤する。

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