平成28年9月3日(№7080) 安倍内閣の人気上昇

安倍内閣の人気上昇

国民の生活アップに貢献しているとは思えないが、安倍内閣の人気は上々だ。8月末の日経新聞とテレビ東京による世論調査では、半月前より内閣支持率は4ポイントアップの62%、不支持率は5ポイント低下の27%だった。不支持率が支持率を上回った昨年のことを思えば、まるで夢のような現象だ。4年後の東京五輪への期待が追い風になったのか。

 

自民党総裁の任期は3年2期だが、安倍総裁の任期は18年9月で終わる。規則通りなら東京オリンピックは新しい総裁が迎える。まだ2年後のことであるが、自民党の規則改正の話題が上っている。とりあえず3年3期にすれば東京五輪に間に合う。日本の総理大臣は1年交代が6年続いた。各々の支持率はすべて10%台に落ちた。やはり安定がいいようだ。

 

国民の生活に関連する各項目の評価では「マイナス金利」も「アベノミクス」も評価しないが上回った。こうした結果を見ると政策の良し悪しよりも安定政権を国民は支持しているように思う。主な政党の支持率は自民党が3ポイントアップの44%、野党第1党の民進党は4ポイントダウンの8%、公明、共産はダウン、維新の党はアップ、他の野党は0%。

 

安倍首相に4年後の東京五輪まで首相を続けて欲しいかという質問に、続けて欲しいが59%、そうは思わないが29%、これにはびっくりした。それが許されるのであれば安倍首相の任期は9年になる。確かな野党が存在しない、自民党にも人財がいないということになるのだろうか。安倍首相は若いし、今のところ顔色も良い。しばらく頑張ってもらいたい。

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