平成28年9月9日(№7086) サラリーマン川柳

サラリーマン川柳

第一生命が主宰する「サラリーマン川柳コンクールは、年に一度だが実に面白い。世相を巧みに抉っては世の人々に伝え、同調する人からは拍手を浴びる。今年の第一位は「退職金 貰った瞬間 妻ドローン」。これほど厳しい人間関係があるのだろうかと思うほど。サラ川の30周年を記念して第一生命が、30回記念「サラ川で振り返る日本経済」を発行した。

 

1990年のバブル景気が崩壊前の一句。「一戸建て 手が出る土地は 熊も出る」。日経平均が4万円に迫り、不動産価格が二桁の上昇率を記録するなど、空前の資産バブルが発生。物価のすべてが急上昇したイメージがあるが、実は不動産や高級車、ブランド品、ゴルフ会員権など高額なものが売れたというだけ。物価は比較的落ち着いていただけ。楽観的ムード。

 

資産バブルが急速に崩壊し、日経平均はわずか2年後の1992年には一時1万5千円を割り込んだ。このころの一句が「あきまへん もうかりまへん 売れまへん」。価格破壊という言葉が流行したように、この頃から物価は明確な下落傾向に転じ、デフレ経済に突入。「100年に 一度の不況が 5年毎」。この頃のデフレ不況が20年後の今も尾を引く。

 

アベノミクスで景気が上向くなかでも、給与、小遣いが追い付かない。「小遣いの 異次元緩和 未だなし」。「値が上がる物価に主婦が 音を上げる」。2016年に入ると株価は下落基調に転じ、ドル・円レートも円高に方向に振れるなど、金融市場の風向きは変化。伊勢志摩サミット、イギリスのEU離脱、マイナス金利など話題を呼ぶ。サラ川のネタ探しに事欠かず。

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