平成29年10月28日(№7460) やっと放射線治療が終わる

やっと放射線治療が終わる

先般のMRIの撮影で、肝臓の血管にがんが転移しているのが見つかった。肝臓がんとは違うものらしい。抗癌治療とはいかず取り敢えず放射線で治療するように指示を受けた。CTで撮影し15日の治療期間。月曜日から金曜日だから週5日、3週間病院へ通うことになる。はじめての経験だからどのようにされるか予測がつかず、不安で治療当日を迎えた。

 

最初はCTで放射線を当てる位置を決める。「吸う」「吐く」「止める」の練習。そしていよいよ本番。プラスティックのベッドに横たわり驚いた。背中に激痛が走る。平素の姿勢が悪く前屈みになっていたせいらしい。治療そのものは7カ所から照射するが、息の吐き止め位で苦痛はないが、止める時間の長さが苦しい。15秒くらいまではいいが30秒超は苦しい。

 

軽く考えていたが、毎日通院する、待つ、放射線を照射する、診察を受ける、これは疲労が蓄積する。金曜日にはぐったりする。それも昨日で大過なく終わった。がん細胞がどのようになっているか、それは2~3ヶ月しないと分からないという。消えていれば終り、残っていれば再治療か別の治療方法を考えるという。日頃は体力が落ちている程度で苦痛はない。

 

治療代は初日が8260円、2日目が21680円、これには少々びっくりした。3日目から5日目までが7280円、6日目から最後まで無料だった。正直なところホッとした。保険でまかなわれるようだが、財政が厳しい時節柄申し訳ない気がする。1ヵ月して抗癌治療をいつから始めるか決まる。まさにがん治療に終りはない。転移しなければいいと願っている。

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