平成29年11月11日(№7474) シンゾ―・ドナルドの静かな争点

シンゾ―・ドナルドの静かな争点

「日本は米国製の装備品を大量購入すべきだ」。トランプ氏は6日の首脳会談後の共同記者会見で訴えた。安倍首相は「日本の防衛力を質的、量的に拡大していかなければならない」と一般論でやんわりかわした。対日貿易赤字を米国製の防衛装備品を買うことで減らすよう求めた。トランプ氏の政治スタイルは、大統領選で主張した政策の有言実行型である。

 

日本はトランプ氏を国賓待遇にしなかったが、国際関係では珍しい親しみのあるもてなしをした。ゴルフもハーフラウンドをしたが、お出迎えの方法、プレーの作法、それぞれ独特な親しみを込めた。幸い好天に恵まれて楽しんだようだが、黙々とプレーをしただけではあるまい。貿易の不均衡、北朝鮮の締め付け、韓国の姿勢など、多くの話が交わされた筈。

 

米国の大統領は、代々自国企業のセールスマンを務めている。「米国第一」を掲げるトランプ氏が、日本への売り込みで軍需産業が潤えば労働者たちは潤う。集票が計算できる軍需産業の再生は、来年の中間選挙勝利、来季の大統領再選に向けた戦略でもある。日本も予算が潤沢なわけではない。不要な防衛装備品はお断りだ。親しそうに見えても、せめぎあいだ。

 

それにしても韓国の日本に対する悪意は何のことか。すでに外交条約を締結した日韓の条約は、破棄すれば国際信義にもとる。それなのに元慰安婦を晩餐会に招き、トランプ氏とハグさせた。竹島のエビを料理に並べた。韓国は北朝鮮を締めつける意図はない。国賓待遇らしいが品のないことをすれば国際的な顰蹙を買う。日米韓も日中韓も真の握手にはならず。

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