平成29年11月13日(№7476) 教育投資は何処へ

教育投資は何処へ

例年は3月に「卒業記念トイレ磨き」が行われるが、11月に落合小学校では実施された。子供たちの動きが急に変わったのに驚いた。校長先生が交替して4年目、生徒たちの行動はキビキビし礼儀正しくなった。開会式で講堂に集まるのが静かで早いこと。先生たちの大きな声もない。校長先生は後方から静かに見ておられる。今年で18年連続の伝統である。

 

平成12年3月に第1回を行った。当時は珍しい行いで新聞やテレビでも報道された。動機は子供たちの要請で、教師は後から付いてきた。紆余曲折はあったが、ともかく現在まで続いている。小学校の子供たちが変わったのは、校長先生の教育姿勢による。校長先生は子供たちの登校前に通学路の清掃をし、積極的に「おはようございます」の声を掛ける。

 

私たちは毎週水曜日に地域内七校の小学校の通学路を清掃しているが、校長先生の移動により子供たちの変化が見える。安倍政権は幼児教育を軸に、手厚く投資をする必要があるとの姿勢を鮮明にした。小学校の生徒に礼儀正しさを教えるのに、校長先生の熱意をもってしても長い時間が掛かる。就学前に教育すれば、もっとレベルの高い教育が出来るのでは…。

 

ヘックマン米シカゴ大学教授の研究成果によれば、就学前の教育の収益が高いという。学校で下がり、就職後は更に下がる。いまの教育システムを前提に予算を増やすだけなら、教育の質は変わらない。教育投資を増やす場合、効果まで熟慮する必要がある。それは政治家の仕事ではないか。政策の目的がはっきりしない大盤振る舞いは、政治家の犯罪だと思う。

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