平成29年12月10日(№7503) 今どきの部下は

今どきの部下は

零細な規模の企業では組織的に部下を育成する習慣がなくなってきている。一人一人が独立した事業体のようなものだ。これでいいのかどうか「?」が付くところだが、実際に論理的に仕事を教え部下を育てるのは面倒だ。そう思っている幹部は非常に多い。「仕事を教えている時間がもったいない」「自分でやった方が楽で早い」そう思っている人は極めて多い。

 

部下に仕事を任せると時間が掛かるかもしれない、失敗して尻拭いをしなければならないかもしれない、そんなケースはしばしばあるけど、そうしなければ部下は一人前にはならない。そう思えば全体の利益のために、会社の将来のためにはそうしなければならない。そんな前向きな幹部の多い会社ほど会社の成長は早い。部下を育てればそれだけ戦力が厚くなる。

 

「自分がやった方がうまく行く」という思いが強い人は、自分の能力や経験に自信がある。自分が優秀であるが故に周りの部下が劣って見える。部下に任せていたのでは部署の成績が落ちてしまうと考えがち。仮に部下の能力が劣っているとしても、自分で挙げられるのは100のまま。200にも300にもしようと思ったら、部下を育てなければ。それが使命。

 

教えるのに時間が掛かる、失敗の責任をフォロー、注意すれば部下は不機嫌、自分の責任は増えてくる、自分でやればその分だけ楽になる。幹部は次の世代に仕事を渡すのが役割だから、一時辛抱して部下を育てることがやがて楽になる。今苦労することが、将来の自分に楽しみを与えてくれる。今どきの部下はなどと蔑まずに、自分のために部下を育てたい。

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