平成29年12月19日(№7512) 進まぬ週休二日制

進まぬ週休二日制

政府は「働き方改革」で建設業界の週休二日制を目指しているが、現実には遅々として進まず実現の道のりは遠い。土木業界は勿論のこと零細なリフォーム業界でも同じ。会社では一応週休二日制度にしているが、現場が動いている以上出勤する必要がある。リフォームは生活のそばで進める工事だけに、理由はともかく顧客のために工事を終える責任がある。

 

雇用形態も会社は終身雇用に近い月給制であるが、現場の職人は請負制で日当である。つまり休んだら報酬はない。現場が動いていれば担当社員は管理に出向かねばならない。会社は休日だが社員は現場に出向く。その時の費用をどのように弁償するか、実に形態は複雑になる。会社はお客様の便宜を図るためにベストを尽くす。社員も職人もその趣旨に従う。

 

仕事は天候によって休まねばならない時もある。作業の空白日で休むこともある。仕事が出来れば週休二日制などもってのほか。ともかく生きるためには仕事があるときは働く。こうして考えると世の中は極めて不公平である。プレミアムフライデーを謳歌する人、有給休暇を存分に活用する人、それがいいとか悪いとか言わないが、各々の生きる条件は異なる。

 

政府が経済界に対して給料を上げろ、休みを増やせ、働き方を代えろなどと言うのは言い過ぎではないか。「働き方改革」を強行すればするほど、同じ人間の格差が広がってくる。雇用者も労働者も相手に対する思いやりがしっかりしていれば、それほど大きな混乱にはならず納まると思う。休みを増やし給料を上げ、消費だけ繁盛させようとする。出しゃばり。

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