平成29年12月21日(№7514) 話し方のコツ
話し方のコツ
話し方や伝え方にはちょっとしたコツがあるもの、言いたいことをそのまま口に出す前に、どうしたら相手に良く伝わるか考えてみたい。「悪いことなんて何も言っていないのに、どうして誤解されるのだろう」とか、「こんなに丁寧に話しているのに分かって貰えない…」と落ち込んだり、不満を抱えたりすることがある。どうしたらいいのか、ヒントを探りたい。
たとえば社員に対して「ちゃんとできたのか、上司に見て貰ったのか、お客の了解はもらったのか、おっちょこちょいだから注意を…」などと次から次へと言われたら覚えていられない。注意をすることは三つ。はじめにそう決めておけば、整理して理解する事が出来る。すとんと胸に落ちる筈だ。どんなに大切なことでも纏まっていければ、出口が見えない。
褒める、叱るは短い方がいい。長くなればたとえ褒められたとしても、何となく愚痴を聞かされた気分になる。ついつい話が長くなる自分を抑え、家庭でも職場でも、褒める、叱るは十秒以内と決めておく。最後のひと言は「プラス要素」がいい。言葉の順序を入れ替えて始めにマイナス要素を、プラス要素は最後に持ってくると、その真意は誤解されずに届く。
ほんのチョットした違いなのに、与えるイメージが全く違う。自分の気持ちがどうして真っ直ぐ届かないのかと悩んでいる人は、日常の会話の順番に敏感になってもらいたい。一方的に話す人は敬遠される。相手の話に耳を傾ければ、つぎには必ず話を聞いてもらえる。何でも懇切丁寧になどと固く構えず、柔らかい話し方で馴染むような話し方をすれば通じる。