平成29年12月5日(№7498) 銀行のリストラが招くもの

銀行のリストラが招くもの

みずほが1万9000人の人員削減、三菱UFJが9500人、三井住友が4000人相当の業務量削減というニュースが流れたが、銀行不要の時代がやってきたというのではないが、人工知能が人間の仕事を奪いつつあるのではないか。人材不足で零細企業が苦しんでいる最中のびっくりニュースだ。内定自体が雇用の筋道をゆがめているが、今後どうなるのか。

 

ある銀行頭取は、「伝統的な商業銀行モデルは、もはや構造不況化している。非連続的な変革が必要だ」と話している。日銀のマイナス金利政策は、貸出金利の低下を伴い収益を大きく落としている。このままいけば業務の効率化やリストラは避けられない。もしかしたら希望退職の募集にまで進むかもしれない。AIによる銀行業務の大きな変化も見逃せない。

 

銀行の変化は大企業や中堅企業にまで影響を及ぼし、合理性の追求による「生産性革命」の序章かもしれない。そうなると新卒や転職といった雇用市場も一気に変わる可能性もある。足元の雇用情勢は売り手市場の有利な状況にあるが、これがいつまでも続くかは不透明。だからといって只今ということではない。しかし、そうした予見は持つべきだろう。

 

どのような人材が活躍できるのか。もしかしたら現在では見捨てられている世界に、新しい世界が開けるのではないか。農業技術者や料理人、それに建築関係の職人などデジタルの影響を受けにくい世界が、これからはもてはやされそうだ。職人のようなリアルな世界でスペシャリストを目指す人が、もてはやされる時代がやってくる。もっと先のことだろうが。

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