平成29年4月12日(№7301) 故郷の小学校入学式

故郷の小学校入学式

4月11日NHKのローカルニュースを見入ると、見慣れた学校が映し出された。わが母校志屋小学校である。はじめにマンモス化した佐伯区石内小学校の分校のニュース。生徒数が1000人を超えて管理が難しくなったので分校を設置した。なんとも賑やかな風景である。わが母校は「廃校間もなく」と伝えられるが、まだ市議会の承認を受けていない。

 

昨年の入学はなかったが、本年は珍しく2名も児童が増えた。在校生の7名と合せて9名。それでも校長、教頭、主任教師、事務職、給食婦など人数は必要。学校は鉄筋コンクリートの4階建て、講堂は木造だが町の建物と変わらない大きさ、運動場も広い。入学式には孫の付き添いで顔見知りの老人がいた。寂しいといえば寂しいが、何とも身内的な和やかさ。

 

孫の一人が中学生になった。29名と28名の2クラス。一昔前に比べれば子どもが少なくなった。卒業記念トイレ磨きも6年生が78名、その差だけ児童は減少している。やがてこの町にも小学校の統合があるかも知れない。だんだんと人口減少の悲劇が身の回りで感じられるようになった。増える都市と減る都市と同じような現象だ。やがて社会は崩壊へ…。

 

ふるさとの小学校は間もなく廃校になる。村一番の規模を誇る建物は後の活用が決まっているのだろうか。小学校が統合すれば16㌔も離れた学校にバスで通う。簡単ではない。かつては学校をどう生かすか考えていたが、もはや縁のない話だ。あの学校が雑草で覆われる姿を想像するとぞっとする。全国の至るところに同じような現象が続出する。亡国への道。

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