平成29年4月14日(№7303) 孫子の兵法③ 行動の前に過去の教訓を徹底して学ぶ

孫子の兵法③ 行動の前に過去の教訓を徹底して学ぶ

準備なしでは勝てる戦も勝てないと孫子は言う。『孫子の兵法』には、「○○してはいけない」という記述がいくつもある。例えば「次の地形からは速やかに立ち去り、決して近づいてはならぬ。『絶澗』絶壁の切り立つ谷間。『天井』深く落ち込んだ窪地。『天牢』三方が険阻で脱出困難なところ。『天羅』草木が密生し行動困難なところ。他に『天陥』『天隙』など」。

 

「このようなところを発見したら、こちらからは近づかず、敵の方から近づくように仕向ける。つまりここに向かって敵を追い込むようにする。過去の教訓から学ぶものは「不敗」に一歩近づける」。ビジネスでも同様に「成功譚」や「失敗談」は貴重である。成功の話は取り入れ、失敗の話には足を踏み入れない。特に困難な相手にはどんな好条件でも近寄らない。

 

現代では単なる失敗以外に「何もしなかった敗者」も少なくない。本来手に入るはずの成功を、行動しなかったことで失う人。本来手に入るはずの夢を行動しなかったことで失う人。本来手に入るはずの愛情を行動しなかったことで失った人。失う恐怖と不安は、己を知ることにつながる。見ているだけでは何も生まれない。何も得られない。失うばかりである。

 

「兵士の数が多ければそれでよいというものではない。やたら猛進を避け、戦力を集中しながら敵情の把握に努めてこそはじめて勝利を収めることが出来るのである。逆に深謀遠慮を欠き、敵を軽視するならば、敵にしてやられるのがおちだ」。孫子の言葉に「歴史と自分の過去を振り返り、教訓とする。そして勝利に向けて手を伸ばすべし」。やる気だけではダメ。

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