平成29年5月10日(№7329) 退院ならず

退院ならず

今回の入院は二週間の予定だった。肝臓がんの治療は今回で5回目となる。カテーテルで抗がん剤を注入し、肝臓の中で成長しているがんに打撃を与えることを目的とする。術後の治療を含めて二週間なら退院できると思っていた。ところが今回は退院する直前になって相次いで高熱を発した。そのため退院が延長された。いろいろな予定が狂って困っている。

 

昨日も新しい入院患者に医師が治療の方針について説明していた。初めての方には理解しにくいことだから、不安そうに聞き入っていた。がんの本丸を手術で撤去すること、放射線治療を行うこと、抗がん剤を服用すること、カテーテル治療で抗がん剤を活用すること。その中からカテーテル抗癌治療を医師が選択された。患者は明日から私と同様の治療を行う。

 

それにしても入院生活は痛みがなければ退屈である。午前7時、新聞を購入にコンビニに出掛ける。序でに一階のフロアーを一周し血圧を測り、体重を測定し、6階の自室に戻る。午前8時朝食、血液採取、点滴開始。正午昼食、医師の面談、看護師の訪問など。午後6時、夕食。夜間の点滴。午後9時には消灯となる。退屈ではあるが薬剤服用も怠れない。

 

今回の入院では筋肉の衰えを防ぐため、毎日3,000歩以上のウォーキングをすることにした。施術の日はパスしたが、その他の日は4,000歩、5,000歩に伸ばした。治療に障害があるかは分からないが、病気の9割は歩行で防げると大半の医術書に記載されている。あと4日過ぎると退院できる。これで終わりではない。生きている限り延々と治療は続く。

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