平成29年7月22日(№7402) 日野原重明さん逝去

日野原重明さん逝去

高齢者の星、日野原重明さんが7月18日逝去された。105歳で逝去された日野原先生は、生涯現役の医師として聖路加国際病院名誉院長として最期を迎えられた。多くの難事件に遭遇しながら一つ一つを切り抜けられたのは、奇跡というよりも日野原先生の生命力の勝利だと言える。ご出身は山口県であるが、父善輔さんが広島女学院の院長として広島もご縁。

 

功績を上げればキリはないが、「勇気を持って老後の生き方を選ぼう」と呼び掛け、「高齢者の星」と呼ばれた。日本の医療に残された功績は大きい。国内では一早く人間ドックを開設し、予防医学に取り組んだ。「成人病」の代わりに「習慣」という新語を提唱。予防医学には大きな貢献があった。2,000年に設立した「新老人の会」では、「自立」と「世界平和の実現」を呼び掛け、「人生は後半が勝負」と訴え、お手本を示す。

 

日野原先生の生き方の一片でも見習いたいと考えていただけに、講演も何度も聞きたかったし、握手も命をいただくが如く握りしめていただいた。「75歳を過ぎてから第3の人生が始まる。今までしたことのないことをやってみよう」「命とは一人一人が持つ大切な時間。世界や人のために何が出来るか」

 

45年3月の東京大空襲でも聖路加国際病院で被災者の治療に当たり、95年の地下鉄サリン事件では、陣頭指揮を執り多数の被災者を受け入れた。「大空襲を経験し、野戦病院的な機能を持たせていた」。70年のハイジャック事件の乗り合せも、死を覚悟し人生に対する考えが変わったのではないか。「与えられた命を人のために捧げる」。その思いが一生を貫いた。

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