平成22年10月28日(No5061)  ふるさとに熊が出没

ふるさとに熊が出没

親子農業体験塾をはじめて8年になるが、森の生き物たちとのせめぎ合いの凄まじさを実感している。彼らばかりを責めるばかりでは片手落ちだろうが、毎年、防護策を講じるものの敵は後を絶たない。サルは集団で行動し、しかも賢いからいたちごっこになる。子どもらにとって大好物のトウモロコシは、サルのファミリーにとっても便利のよい食べ物だ。

 

畑でたらふく食べた後、両脇に抱え込んで走り去る。一度襲われたら間違いなく収穫ゼロになる。しかし、電気にはめっぽう弱い。電線を張って電気を通せば防げる。シカはそうはいかない。高さ50センチ程度なら平気で飛び越える。やむなく2メートルほどのネットを張り巡らす。イノシシは穴を掘ってネットの下を掻い潜る。サギやカラスは打つ手なし。

 

今年は熊が出没するようになった。もともと中国山脈に生息しており、ふるさとの里山には無縁だった。サル、シカ、イノシシ、鳥類のお目当ては農作物だけで、余程のことがない限り人間には向かってこない。ところがクマは違う。人家に戸を蹴破って入るし、後ろからも襲ってくる。油断をしていると命を取られかねない。うっかり山にも入れなくなった。

 

クマはいまや害獣の王になりつつある。もとは大人しい動物といわれるが、どうやら相互不信が原因で凶暴化したらしい。国家間にも同じようなことが生じた。経済大国になって自信を持ったせいか、相手国がへっぴり腰になると平気で恫喝する。傍若無人に徘徊する。もはや中国はおとなしいクマではない。獰猛、狡猾な害獣と化し、日本に危害を加え始めた。

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