平成23年2月6日(No5162)  文明の利器が災い

文明の利器が災い

エジプトの内乱的デモも、国会の予算委員会も、大相撲の八百長騒動が吹き飛ばした。日本のマスコミはスキャンダルを大きく、しかも各社そろって騒ぐから大ニュースになる。相撲界やファンにとっては大問題だが、社会保障や税の問題に比べればささやかに過ぎる。相撲がなくなっても日本は倒れないが、菅内閣のいい加減差は日本を滅ぼしかねない。

 

大相撲の八百長の真実は知らないが、かねて取り沙汰されていた。協会理事長は小沢一郎並に「一点の曇りもない」と強弁して凌いできた。今度は文明の利器・携帯電話に生々しい記録が残っているようだから、一点の曇りもないとはいかないだろう。携帯さえなかったらと、己の悪行など他人事に悔やんでいるだろう。この機会に病巣を一掃してもらいたい。

 

初場所の千秋楽を楽しませてもらったが、携帯電話のやりとりのような相撲はなかったと信じたい。花道の傍で観戦したが、戦いに向かうときの闘志、勝って帰るときの喜びを噛み締めた顔、負けて帰るときの悔しそうな顔、あれが八百長なんかであるものか。一部の不心得者のために国技・大相撲を貶めるような論調は「?」。興味本位で潰されては適わない。

 

幹部は知らぬ顔をしているようだが、取りざたされている力士は被害者ではないか。彼らが企画して八百長相撲を仕組める力はない。臭いものに蓋をして不祥事を糊塗してきた協会関係者にこそ責任があろう。八百長は犯罪ではない。関与した力士が悔いれば処置を寛大に、知らぬ顔の半兵衛を決め込む協会幹部にこそ、解雇などの厳罰で対処してもらいたい。

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