ちょっととーく

新しい交流のスタイル 2008.6

高齢者時代の到来

 最近の人口動態調査によると、後期高齢者の割合は10人に1人とか。2050年には、日本の人口は9000万人を割り、2.5人に1人が後期高齢者で、世界に類のない長寿国になります。

 凡人には想像も及ばぬ社会に変化しますが、それだけに高齢者の役割は一段と重要になります。できれば後42年ほど長生きして、日本国の変わり様を自分の目で確かめたいですね。

 間違いなく現在の社会保障制度は崩壊し、物の時代から心の時代に移行すると思います。かつて祖先が経験した険しい暮らしの日々が待っていると思います。

生き方が問われる

 長寿社会でどんな役割を担えばいいのか、定かではありませんが、現在、蔓延しているようなミーイズム(モラルを破壊する利己主義)は通用しないでしょう。

 確かな根拠はありませんが、新しい時代の到来に漠然とした不安を感じています。小さなきっかけがあって『心豊かに生きる・人生講座』を地域の熟年世代に呼び掛けました。

 幸いにも共感して下さる方が応募していただき、1クラス6名で2クラスをスタートしました。講座と称しても誰かの話を聞くというスタイルではなく、参加者の人生経験から学びあう形式で進めています。

 アットホームな雰囲気で賑やかにおしゃべりしながら、メンバー同士がお互いに生き方を反省・自戒しつつ楽しんでいます。

農村の高齢者と交流

 1期は10回講座で終了ですが、最終回は安佐北区白木町志路の『癒しの郷』で、農作業や昼食作りをしながら≪都市と農村の交流≫の真似事を企画しています。

 疑似体験程度の内容ですが、畑で季節の野菜を収穫しておかずを作ります。ご飯は山で枯れ木を集め、鋳物の釜で炊きます。文明の恩恵を受けない不自由な体験の中から、想定外の新しいスタイルの交流が生まれるのではないでしょうか。

 現地は田畑や遊歩道、整備された竹林、手作りの公園などで、約5000坪の広さがある自然が舞台です。

地域活性化のモデルに?

 都市の団地などでは、考えられないほど過疎化が進んでいます。中山間地域では限界集落が増加し、暮らしの維持が困難になりつつあります。更に少子化が将来を不安にさせます。

 こうした現状を考えるとき、地域の活性化はどうしても高齢者が主役にならざるを得ません。誰かが何とかしてくれる時代ではなくなりました。自らの力による自立が求められます。

 ささやかなモデルが歩き始めました。ご支援下さい。

 

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